
SH-59
竹半袖シャツ
竹は強靭な繊維ですが、そのままだと繊維長が短くて紡績ができない為、綿と混ぜて紡績し、その糸を経緯に使用して平織りにした生地を使用しています。竹繊維は環境問題が懸念されるビスコース法によって製造されたレーヨンとは異なり、表記も竹のままとなっています。(詳細は下記表地原料のリンクを参照ください)糸には自然の凹凸があり、肌にも密着せず、竹のハリ感が長期間持続する事で特に盛夏でも快適に着ることができます。
シャツは現代の民族服を構成する洋服としての提案になります。構成は洋服のルールに則りながら、極力デザインを削ぎ落とし、機能性に基づいたパターンメイクとしています。肩にいせ込みを入れる事で肩周りの運動量を確保しています。定番のSH-27よりもかなりゆとりを持たせたシルエットで、半袖のシャツです。ボタンには猫目の白蝶貝を用いて全て手縫いで付けています。猫目のボタンにはくぼみがある為、糸のすり減りが少ないのが特徴です。
※天然素材独特の糸の節やムラ感があります。風合い重視し、非効率ながら敢えて繊維長が非均一な原料を使用している為ですので、表情の一部としてお考えください。
※紀州備長炭と顔料を使うことによって生まれた自然のムラ感があります。摩擦による色移りがありますが、着用を繰り返すと落ち着いてゆきます。淡色との組み合わせはお控えください。染め直しの際はご相談ください。(炭)
※濃色で染色をしています。色移りを避ける為、淡色との組み合わせはお控えください。色の退色を防ぐ場合はドライマーク用の洗剤、又は濃色用の洗剤を使用し、日陰で干してください。染め直しの際はご相談ください。(濃紺・墨黒・黒)