
SH-53
SNチャルカkalaコットンシャツ
地元の職人をサポートしながらインド・カッチ地方の伝統品や技術を世界に発信することを目的としたNGO「Khamir」。彼らが手掛けるkalaコットンの詳細はこちらを参照ください。kalaコットンの原綿は品種改良のされていない原種のヘルバケウム種で、農薬を必要とせず、水も少量で済むため非常に環境負荷が低いのが特徴です。SNとはシングルニードルの略で、ガンジーが発案した家庭用のポータブル紡ぎ機の呼称になります。糸紡ぎの様子はこちらをご覧ください。現在シングルニードルよりも生産性の高い、アンバーチャルカが主流な中、現地の村の女性たちの手によって少しずつ糸が紡がれ、手織りで織られています。時折ランダムに生じるボーダーは手仕事の細かな糸のロットの変化によって生まれ、それも特徴の一つとなっています。
シャツは現代の民族服を構成する洋服としての提案になります。構成は洋服のルールに則りながら、極力デザインを削ぎ落とし、機能性に基づいたパターンメイクとしています。具体的には袖山をいせ込み、袖底を高めに設定することで腕周りの運動量を、背中のヨークにタックやギャザーではなく、いせを入れることで背中の運動量を確保しています。また通常シャツで使う接着芯の代わりにふらしで表地を使い、縫製糸は全て綿糸の30番を使う事で柔らかな仕上がりとなっている為に、素肌でも快適に着用が可能です。前立てには手織りの質感が伝わるように生地の耳を使用し、ボタンには淡水貝を用いて全て手縫いで付けています。
※手織りの布を使用している為、サイズ感や風合いに個体差があります。織りくせ、糸の節、生じる毛玉などは表情の一部とお考えください。機械織りの生地より強度が低い為、過度の負担は避けてください。随時ケアのご相談も承っております。
※濃色で染色をしています。色移りを避ける為、淡色との組み合わせはお控えください。色の退色を防ぐ場合はドライマーク用の洗剤を使用し、日陰で干してください。製品後の加工の為、1点1点、色の出方やサイズが微妙に異なります。