SH-48
岡崎木綿シャツ
埼玉県川口市の正藍型染師、田中昭夫氏から譲り受けたデッドストックの岡崎木綿を使用しています。元々帯用として残されていた生地の機能性に注目し、シャツとして使用しました。旧式のシャトル織機で織られている為、まるで手織りのような風合いになります。また、横糸がゆったりと織られている為、自然のストレッチ性があります。岡崎木綿の背景についてはけろ企画さんのブログを参照ください。
シャツは現代の民族服を構成する洋服としての提案になります。構成は洋服のルールに則りながら、極力デザインを削ぎ落とし、機能性に基づいたパターンメイクとしています。具体的には袖山をいせ込み、袖底を高めに設定することで腕周りの運動量を、背中のヨークにタックやギャザーではなく、いせを入れることで背中の運動量を確保しています。また通常シャツで使う接着芯の代わりにふらしで表地を使い、縫製糸は全て綿糸の30番を使う事で柔らかな仕上がりとなっている為に、素肌でも快適に着用が可能です。前立てには手織りの質感が伝わるように生地の耳を使用し、ボタンには厚めの淡水貝を用いて全て手縫いで付けています。
※紀州備長炭と顔料による染色の為、自然のムラ感があります。色移りを避ける為、淡色のものとの組み合わせは避け、必ず単独洗いしてください。色移りは使用により落ち着きます。製品染めの為、1点1点、色の出方やサイズが微妙に異なります。(炭)
※濃色で染色をしています。色移りを避ける為、淡色との組み合わせはお控えください。色の退色を防ぐ場合はドライマーク用の洗剤を使用し、日陰で干してください。製品後の加工の為、1点1点、色の出方やサイズが微妙に異なります。(濃紺・黒)