PT-115M
竹パンツ(泥染)
竹は強靭な繊維ですが、そのままだと繊維長が短くて紡績ができない為、綿と混ぜて紡績し、その糸を経緯に使用して平織りにした生地を使用しています。竹繊維は環境問題が懸念されるビスコース法によって製造されたレーヨンとは異なり、表記も竹のままとなっています。(詳細は下記表地原料のリンクを参照ください)糸には自然の凹凸があり、肌にも密着せず、竹のハリ感が長期間持続する事で特に盛夏でも快適に着ることができます。
自重と携行物の重さに耐えられるようにベルトループを付けていますが、ウエストゴムと紐でベルトを用いなくても着用が可能です。サルエルともんぺのパターンを参考にしつつ、接ぎを入れることでボリューム感を表現しています。股上は深いものの、運動量を確保しているので動きやすいのが特徴で、膝から裾にかけて入っている急なテーパードは、ロールアップによって調整が可能です。機能性を備えながらもシンプルなデザインの為、体型を問わず好みのサイズ感を選んでいただけます。腰紐には京都・宇治で製紐したオリジナルの紐を、縫製にはロックミシンに至るまですべて綿糸を使用しています。
※天然素材独特の糸の節やムラ感があります。風合いを重視し、繊維長が不均一な原料を使用している為ですので、表情の一部としてお考えください。生地の糸が切れ、穴が開く可能性がある為、糸の節は無理に引っ張らないようご注意ください。
※車輪梅で染め、泥田で媒染しています。淡色のものとの使用は避け、単独で中性洗剤で洗い、陰干してください。スレ、生地の硬さ、洗濯時に出る泥の粒子等は徐々に落ち着きます。製品染めの為、1点1点、色の出方やサイズが微妙に異なります。