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ナーシシルクワンピース
ナーシとはインドの野蚕、タサール蚕が木からぶら下がる時に作る、果物のへたのような部分の事です。国内で唯一の絹紡糸を製造する滋賀の工場でナーシを原料に紡績された糸を緯糸に、精錬していない細番手の生糸を経糸にして、平織で織ったオリジナルの生地になります。生成りの色は無染色の色です。こちらには使用していませんが、インドで手紡ぎされるナーシ糸の様子がMaki Textile Studioさんの記事に詳しいので、参考にご覧ください。
緯糸のナーシ糸、経糸の生糸は共に通常の光沢感のある絹糸に比べて強度があり、固くシャリ感のある生地感が、日々の着用を繰り返すことによってまるでデニムのように柔らかく変化していきます。ナーシ糸はウールのように強度がある為、くり返し使っても反発性があり、へたれ無い特徴があります。
パターンは元々着物の反物でも作れるように、襟ぐりと脇のカーブ以外をほぼ直線で構成し、袖と下身頃、マチに至っては完全な長方形となっています。着物のように平面的な構造ですが、身体を入れることで立体的になり、バイアスになった上身頃と背面のギャザーが自然と身体に馴染みます。また、前面を開けて着ることも可能です。両脇にポケットが付き、別途腰紐が付きます。
※天然素材の風合いを重視した、繊細な生地を使用しています。強い力がかかると目寄れの原因となりますのでご注意ください。洗濯の際はやさしく手洗いいただくか、洗濯ネットを使用し、洗濯機のクリーニングコースをご使用ください。
※濃色で染色をしています。色移りを避ける為、淡色との組み合わせはお控えください。色の退色を防ぐ場合はドライマーク用の洗剤を使用し、日陰で干してください。製品後の加工の為、1点1点、色の出方やサイズが微妙に異なります。(濃紺・黒)