
JK-35B
大麻羽織 高密度(ベンガラ染)
大麻100%の糸を経糸、緯糸に使用しています。通常の大麻生地よりも細い番手の為、織密度があり、より上質な生地になります。大麻は強靭な繊維ですが、経年変化で肌に徐々に馴染んでゆき、麻から綿のような質感の変化が楽しめます。大麻の特性であるひんやりとした触感は洗濯を繰り返しても継続し、真夏でも快適に着用が可能です。大麻布の歴史については近世麻布研究所所長 吉田真一郎氏の記事に、大麻・苧麻・亜麻の違いはボーケンさんの記事に詳しいので参照ください。
身頃から裁ち続きの幅広の衿と、リバーシブル仕様が特徴のビッグシルエットのジャケットです。AHを広くとっておりウインドブレーカー的な要素を強めたジャケットです。前の合わせも深く取れるので、しっかりと合わせてひもを結ぶとかなりの防風性能もあります。このデザインは特定の民族意匠をルーツにしていませんが、深く合わせて腰紐を締めるとブータンのゴ、モンゴルのデールの様な印象があります。両脇にポケット、別途腰紐がつきます。
※天然素材独特の糸の節やムラ感があります。風合い重視し、非効率ながら敢えて繊維長が非均一な原料を使用している為ですので、表情の一部としてお考えください。
※天然の顔料を天然ゴムで定着させて染めているので、自然のムラ感があります。色移りを避ける為に、淡色との組み合わせは控えてください。色落ちを防ぐ為、最初の1、2回は他の物と避けて洗ってください。染め直しの際はご相談ください。