BA-18
駱駝革ミニバッグ
駱駝は骨から作られた釦を長く採用していた事もあり、MITTANでは馴染みの深い動物でした。地中海周り、中東から北アフリカ周辺を産地とする駱駝の革は、繊維が密で非常に高い強度を持ちながら、しなやかで軽く、使用による変化も美しいのが特徴で、経年使用に十分に耐え得る事から、最初の革の素材として採用をしています。
革には独特のシボ感があり、他のどの皮革とも異なる表情があります。放牧で育てられている為、傷やムラが多いですが、生き物の特徴としてそのまま使用しています。鞣しについてはイタリアで行っており、植物系渋によるタンニン鞣しと化学系のクロム鞣しを組み合わせた、コンビ鞣しを施すことで、タンニン鞣しによる経年変化性とクロム鞣しによる堅牢性の双方を与えています。(鞣しで使用されている薬品はREACH規則に則った人体に害を及ぼさない薬品を使用しています。)
デザインは駱駝革の物性の一つであるしなやかさを活かす為、持ち手部分の一枚革に切り込みを入れ、編み込んでいるのが特徴です。貼り合わせなどをしていない一枚革ですが、編み込むことでしっかりと手に馴染んでくれます。また、持ち手を胴体に留める方法は同じ革を紐状に裁断したものをなみ縫いにして留めています。底面にブランド名の刻印があります。革製品の縫製糸は継続的な使用を鑑みて、一般的なポリエステル糸を使用しています。
※この製品は、革本来の風合いを生かしています。キズやシワといった特徴、染料染めによる色ムラなども風合いとして残しており、一点ごとに表情が異なります。
※染料染めの革は完全な色止め加工を行うことができません。汗などの水分や摩擦による退色、色移りする可能性がありますので、ご注意ください。汚れたり濡れた場合は、柔らかい布などでお拭き取りいただき、陰干ししてください。
皮革 |
駱駝革 |
原皮産地 |
地中海周り、中東から北アフリカ周辺 |
原皮背景 |
主に食肉だが、移動や運搬用の場合もある |
鞣し加工 |
イタリア |
鞣し加工方法 |
コンビ鞣し |
縫製 |
東京・江東 |
染色場所 |
イタリア |
色展開 |
濃茶 濃紺* |
サイズ |
W23cm✕H20.5cm✕D14cm(底マチ直径) |
価格 |
¥25,300(税込) |