SH-112
毛綿三重織シャツ
経糸に綿、緯糸に防縮ウールを打ち込んだ3重構造の生地を通常通りに縫製し、完成後に接結糸を水で溶かして3枚に分離するようにしたオリジナルの生地です。通常見ることができるのは表生地、裏生地のみですが、どちらかの生地が擦り切れた時に初めて中の生地が見える仕様になっています。修繕で度々当て布を使うことから発想された、修繕をすることを前提とした生地です。緯糸にウールを使用し、さらに生地と生地の間に空気を含むことで十分な暖かさも兼ね備えています。
シャツは現代の民族服を構成する洋服としての提案になります。構成は洋服のルールに則りながら、極力デザインを削ぎ落とし、機能性に基づいたパターンメイクとしています。具体的には袖山をいせ込み、袖底を高めに設定することで腕周りの運動量を、背中のヨークにタックやギャザーではなく、いせを入れることで背中の運動量を確保しています。定番のSH-03よりも若干ゆとりを持たせたシルエットです。
※縫製後の洗い工程により1点1点、色の出方、サイズなどが微妙に異なります。
表地混率 |
毛 70% 綿 30% |
表地原料 |
経糸 インド(綿) |
表地紡績 |
経糸 インド(綿) |
表地製織 |
縫製 |
秋田・大館 |
染色 |
緯糸 中国・江蘇 または |
色展開 |
灰がさね 茶がさね 黒がさね* |
サイズ |
1 2 3 4 |