ウール・獣毛製品の毛玉ケア
“MITTANでは修繕の一環として毛玉取りを承っておりますが、ご家庭でのも適宜ケアを行うことで、毛玉の発生を抑えられます。まず着用後は、柔らかい毛のブラシで繊維の流れに沿って優しくブラッシングし、表面のほこりや緩んだ繊維を取り除きます。このとき、一度着用したら2〜3日ほど休ませることで摩擦の機会を減らし、毛玉の生成を防げます。脇や肩掛け部分など、繊維同士が擦れやすい箇所は特に念入りにケアすると効果的です 。
洗濯をする場合は、製品を裏返して洗濯ネットに入れ、中性のウール用洗剤で手洗いするか、洗濯機の手洗いコースを選んでください。これにより衣類同士やドラムとの摩擦が軽減され、毛玉の抑制につながります。毛玉は小さなホコリを核として大きくなるため、タオルなど毛羽立ちやすいアイテムとは分けて洗い、すすぎ回数を少なめに設定するとさらに効果的です。
それでも毛玉ができてしまった場合は、まず柔らかい毛のブラシや市販の毛玉取りブラシで表面のほこりや絡んだ繊維をやさしくほぐすことを試し、その後電動毛玉取り機を検討ください。毛玉取り機は説明書をよく読み、製品に軽く当てて毛玉だけを丁寧に刈り取ります。刃を強く押し当てず、毛流れに沿って滑らせるのがポイントです。ハサミで一つずつ切り取る方法も生地を傷めにくい手段として有効ですが、小さな毛玉に限定して行うと安心です。
最後に再度ブラシで繊維を整え、再び2〜3日休ませてから着用すると、毛玉の再発を予防しやすくなります。これらの手順を日々の習慣に取り入れていただくことで、永く滑らかな風合いを保つことができます。”
TAGS: