
JK-30UMC
ナーシシルクロング羽織(草木)
ナーシとはインドの野蚕、タサール蚕が木からぶら下がる時に作る、果物のへたのような部分の事です。国内で唯一の絹紡糸を製造する滋賀の工場でナーシを原料に紡績された糸を緯糸に、精錬していない細番手の生糸を経糸にして、平織で織ったオリジナルの生地になります。生成りの色は無染色の色です。こちらには使用していませんが、インドで手紡ぎされるナーシ糸の様子がMaki Textile Studioさんの記事に詳しいので、参考にご覧ください。
緯糸のナーシ糸、経糸の生糸は共に通常の光沢感のある絹糸に比べて強度があり、固くシャリ感のある生地感が、日々の着用を繰り返すことによってまるでデニムのように柔らかく変化していきます。ナーシ糸はウールのように強度がある為、くり返し使っても反発性があり、へたれ無い特徴があります。
端を全て切放しの仕様にし、縫製も全て綿糸のメロー始末にすることで軽やかな仕立てとなっています。袖をロールアップすると大きくイメージが変化し、衿を抜いてラフに着ることも可能です。両脇にポケット、別途腰紐がつきます。20AWのunumさんの別注品です。
※草木や虫から抽出した染料で染めている為、自然のムラ感があります。色移りを避ける為、淡色との組み合わせは控え、洗濯は退色を避ける為、中性洗剤を使用し陰干しして下さい。(阿仙・ラック・ログウッド)
※天然藍で染色をしています。着用を繰り返す事で淡い色へと変化していきます。色移りを避ける為淡色との組み合わせはお控えください。洗濯の際は中性洗剤を使用し、陰干ししてください。(藍(淡)・藍(濃))